先日ご紹介した、ブラジル・エスプレッソレディとともに発売を開始した【ルワンダ・スカイヒル】。
一度飲むとトリコになる、魅惑の香味が特徴です。
リピートをする方が多く、EARTHEN OVEN COFFEEの人気銘柄となってきています。
今回は、その魅力にせまります!

千の丘の国
ルワンダ共和国はアフリカ中央の内陸国で、あのキリマンジャロで有名なタンザニアの隣に位置しています。
国土面積はわずか四国ほどと小さく、高度400m〜4000mの起伏が激しい丘陵地帯が広がっています。
その姿が、まるで「天空に浮かぶ丘」の如く美しいことから、”千の丘の国”と呼ばれています。
また、絶滅危惧種であるマウンテンゴリラの生息地としても有名なことからも、自然環境の壮大さがうかがえます。
コーヒー適地
この自然環境、コーヒー栽培にとっても利点が多いんです。
- 標高が高く、昼夜の寒暖差が大きい
コーヒーの実はゆっくりと時間をかけて熟成し、生豆が硬く締まり、味が凝縮されるといわれています。 - 年に2度の雨季
コーヒーの成長に必要な水が豊富にあります。 - 土壌は火山灰
そして、ミネラルが豊富で水はけのよい火山灰で覆われています。
このように、ルワンダには美味しいコーヒーをつくるのに不可欠な条件が集まっています。

進む援助
また近年、欧米の援助によりウォッシングステーション(果実から生豆を取り出す施設)の建設がルワンダ各地で進み、高品質なコーヒーの生産が行われています。
私たちが取り扱っている”スカイヒル”は、 全部で9つあるウォッシングステーションの中から、その年の出来のいい単一ウォッシングステーション*より買い付けされたものです。
そこからさらに、厳しい検査で絞り込まれた、品質の安定したコーヒー豆を焙煎しています。
*2020/21クロップは、レインフォレストアライアンス認証ロット

悲しい出来事も
土地にも恵まれ、高品質なコーヒー豆を輸出するまでになった同国ですが、ここまで来るのは簡単ではありませんでした。
1994年には、欧米諸国の植民地支配を発端に、「ルワンダ大虐殺」が起こりました。
民族間の紛争により、全国民の約10-20%にあたる100万人ほどが亡くなり、コーヒー生産量も激減しました。
急速な復興
内戦終結後は、外資を積極的に受け入れつつ農業改革を行い、高品質化による国際競争力を強化。現在は、40 万もの小さな農家がコーヒー栽培に携わり、それによる収入を得て暮らせるまでになりました。
また、インフラ整備やICT産業の振興にも注力し、「アフリカの奇跡」と呼ばれる奇跡的な経済回復を遂げています。
今ルワンダでは、飛行機型の高速ドローンが、輸血パックなどの医療品を短時間で空輸送している*姿も見れるそうです。
*ITmedia NEWS | 輸血パックが空を飛ぶ「アフリカの奇跡」、急激な近代化を果たした小国・ルワンダが進めるICT立国の今 より

スカイヒルはブラックで
少し脱線しましたが、こんな国「ルワンダ」のコーヒー、気になりませんか?
ちなみに、ルワンダ・スカイヒルは何もいれず、そのままブラックで味わうのがおすすめ。
じっくりと時間をかけ引き出した甘味に、青りんごのような爽やかな香りが混ざり合い、特有の風味が広がります。
フルーティすぎず、どこかダークで落ち着いた雰囲気も。
ルワンダの歴史、壮大な自然を彷彿させる味わいを、ぜひお楽しみください。
▼新商品【ルワンダ・スカイヒル】
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